Question 1

委任契約とは何ですか？

Accepted Answer

委任契約とは、委任者が、受任者に対し、法律行為をすることを委託し、受任者がこれ受託する契約のことです。
ここでいう法律行為には、契約を締結することなども含まれます。
詳しくはこちらをご覧ください。

Question 2

準委任契約とは何ですか？

Accepted Answer

準委任契約とは、委任者が、受任者に対し、法律行為でない事務をすることを委託し、受任者がこれ受託する契約のことです。
ここでいう事務とは、単なる事務作業だけでなく、作業、助言、企画、知識・技芸の教授なども含まれます。
詳しくはこちらをご覧ください。

Question 3

委任契約の具体例には、どのようなものがありますか？

Accepted Answer

委任契約の具体例としては、弁護士との訴訟代理契約、税理士との税務業務委託契約、不動産業者との不動産売買媒介契約、不動産賃貸媒介契約、会社と役員との委任契約、代理店契約（契約の締結を含む代理権があるもの）などがあります。

Question 4

準委任契約の具体例には、どのようなものがありますか？

Accepted Answer

医師や医療機関との医療行為準委任契約（企業間取引としては産業医嘱託契約など）、アジャイル開発のシステム等開発委託契約、システムエンジニアリングサービス契約（SES契約）、経営コンサルティング契約などがあります。

Question 5

委任契約・準委任契約と業務委託契約との違いはどのようなものですか？

Accepted Answer

委任契約・準委任契約と業務委託契約との違いは、ある場合とない場合があります。業務委託契約は法律で定義づけられていませんので、委任契約・準委任契約との厳密な違いは、場合によります。

Question 6

委任契約・準委任契約の義務には、どのようなものがありますか。

Accepted Answer

委任契約・準委任契約の委任者には、報酬の支払い義務、費用の支払い義務、委託業務の実施に伴い受託者（受任者）に発生した損害の賠償責任の3つの義務・責任があります。また、委任契約・準委任契約の受任者には、受任した法律行為・事務に着手する義務、期限（納期）・期日・期間に受任した法律行為・事務を実施する義務、受託者（受任者）自身が委託業務を実施する義務、善管注意義務、報告義務の5つの義務・責任があります。また、委任契約・準委任契約の受任者には、受任した法律行為・事務に着手する義務、期限（納期）・期日・期間に受任した法律行為・事務を実施する義務、受託者（受任者）自身が委託業務を実施する義務、善管注意義務、報告義務の5つの義務・責任があります。

Question 7

委任契約・準委任契約には契約書の作成義務はありますか？

Accepted Answer

委任契約・準委任契約は、当事者の合意のみで成立する諾成契約であり、 契約の成立に特定の方式を必要としない不要式契約です。このため、委任契約・準委任契約は、原則として、契約書の作成義務はありません。ただし、下請法等の法律により、書面の作成義務が課される場合もあります。

Question 8

委任契約・準委任契約はいつでも解約できるのでしょうか？

Accepted Answer

委任契約・準委任契約は、民法第651条により、委任者・受任者の双方が、いつでも解約ができます。ただし、その解約により、損害賠償責任が発生する場合もあります。

Question 9

委任契約・準委任契約の性質は？

Accepted Answer

委任契約・準委任契約は、典型契約、片務契約（企業間取引の場合は原則として双務契約）、無償契約（企業間取引の場合は原則として有償契約）、諾成契約、不要式契約です。

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